本試験まで残り1か月未満の直前期にはどんな勉強をすると良いでしょうか。
基本的には、普段通りの勉強で良いと思います。
しかし、絶対にやってはいけない勉強法があるのでお伝えしてきたいと思います。
直前期に有効なのは、反復学習です。
いままでやってきたことを繰り返し学習するだけです。
うっすらとした記憶だったものがしっかりと脳に蓄積されて本試験で発揮されるようになります。
短期記憶から長期記憶へ移行させる手続きです。
しかし、それでも長期記憶とは言えません。富士山でいうと2合目位でしょうか。
試験には長期記憶はまるで使わないので大丈夫です。
試験を終えたら全て忘れてしまって構いません。
少なくとも試験に受かるという目的のためにはちょっと深めの短期記憶のみで十分です。
しかし、絶対にやってはいけないことがあります。
本試験に落ちてる人はよくやってしまっています。
それは、深める学習です。
例えば中央法規のテキストで言うと、(一つの用語について3~5行くらいでまとめてある)
一つの用語について、わざわざ学校の教科書を持ち出したり、ネットで調べ始めたりしてしまうことです。
この学習法は、学校の勉強では大変有効なのですが、社会福祉士と介護福祉士の試験では、
全くの無駄です。
10分かけて一つの用語について学習をするなら、
10分かけて10個の用語について表面的な知識を脳に植え付けるほうが有効なのです。
社会福祉士や介護福祉士の筆記試験は、(択一が解ける程度の)うっすらとした知識をどれだけ広範囲に広げられるかが合否の分かれ目です。
うっすらと1000個の用語について知っている人より、うっすらと2000個の用語について知っている人が勝つのです。
100個の用語についてしっかりとした知識を持っている人は論外なのです。
土俵にも立てないでしょう。
なので、模試や過去問などで未だ合格ラインに達していない人は、
ただ繰り返し問題集をやり、解説を見直し、余裕があればテキストを読み込むことです。
それを繰り返すだけで知らずのうちに(本試験当日までに)合格ラインに達する可能性が高まります。
少なくとも、深い学習をすることのないよう注意してください。
本当にやりたければ合格してから心置きなくやりましょう。
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