行政書士試験の合格率と合格ラインを知ることで難易度を把握する【まともな受験生は半分以下?】

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行政書士試験は難しいのでしょうか?

 

それとも思ったより簡単だったり…?

 

今回は行政書士試験の難易度について具体的にイメージできるよう考えていきたいと思います。

 

 

 

まず、合格率について。

 

平成27年度は13.1%というとび抜けた合格率になってしまったようですが、安パイとして例年通り7~10%と考えておいた方が無難でしょう。

 

 

さて、この合格率を高いと見るか低いと見るか。

 

多く見積もって10%だとしたら「10人に1人合格」ですよね。こうすると何だか「選ばれた人」みたいに感じてしまいます。

 

 

 

私はこう考えていました。

 

ところで行政書士試験の受験資格って知っていますか?

 

「なし」です。

 

 

 

ということは、言い方は悪いですがどこの馬の骨かわからないような人(もちろん身分は必要です)でも受けられるという訳です。

 

 

受験生のうち、何人の人が「門前払い」となる人でしょう。

 

 

ここで言う門前払いというのは、

 

「そもそも受かる気が無い」

 

「記念受験」

 

「しっかりとした勉強をしていない」

 

といった人達です。

 

 

 

「しっかりとした勉強」というのはいわゆる受験用のテキストや問題集を使っていないというレベルのことですね。「若いもんには負けん!」と六法だけで試験に挑む人も中にはいるはずです。

 

 

こんな人達をまず控除してみます。

 

 

 

私は三割は削れると考えます。

 

 

あとは「受かりたいと思っているけど勉強量が伴わない人」

 

 

これは頭が良い、悪いということではなく、勉強はしているけど合格ラインにはとてもじゃないが届かない人です。試験前日までに合格確率10%ぐらいのところまでしか辿り着けません。

 

 

 

これが多い。三割はいるでしょう。

 

となると残りの四割の人達で一割のイスを取る。25%ですね。

 

 

しっかりとした勉強を、しっかりとした期間やっていれば、雲を掴むような試験ではないということです。

 

 

あとはバランスです。

 

試験の概要をみると、「商法・会社法」が5問ということがわかると思いますが、これは全体配点の一割にも満たない部分です。

 

 

 

しかし、商法・会社法はとてつもなく範囲が広く、難しい。

 

完全に「捨て」です。

 

 

 

合格ラインギリギリを目指している人は、1秒も勉強する必要はありません

 

 

 

しかし1秒も勉強しなくても5問中1問は高確率で取れます

 

 

 

なぜなら「5択」だからです。

 

 

五分の一に五回チャレンジするときの1問の正解率は60%超え(数学に弱いので確かこの位…)です。

 

一切勉強しなくても1問取れる確率が高いのでこの際無視してしまうのです。

 

そのかわり、メインとなる民法や行政法などには全力を注がなくてはなりません。

 

 

 

こういったバランスをうまく考えられる人は優位に立てるでしょう。同じトータル勉強時間でも、商法・会社法に力を注いでメイン科目をおろそかにしてしまう人との差は明らかです。こういった方は特に多いと(1年目の私だったり…)思います。これが原因で合格ラインにいけない人を二割としましょう。

 

 

さあ、残り二分の一のガチンコ勝負です。

 

 

 

こうなってくると何だかいけるといったイメージを持つことが出来るでしょう。

 

逆に言うと、先ほど挙げた部類に入ったらアウトというわけですので、それだけはしっかり念頭に置いて勉強を進めていきましょう。

 

 

 

合格ラインはざっくり言うと「6割」。試験にはこの6割合格ラインという試験が結構あります。

 

 

この6割をどう考えるか。

 

私は「範囲10割のうち8割の範囲を勉強すればOK」と捉えています。

 

 

 

行政書士試験の落第生に多いのが、「訳の分からないマイナー判例にまで手を出す」ような人達です。

 

 

勉強をしている自分に酔ってはいけません。あなたが受けようとしているのは「たかが行政書士試験」です。

 

 

行政書士試験で範囲となっている判例なんて過去に出た全判例の中の1%にも満たないでしょう。

 

 

 

弁護士になるわけではないのですから必要な判例だけ覚えれば良いのです。

 

 

しかも「ほば最高裁判例だけで、さらに結論だけ」です。

 

割り切って気分を楽にしましょう。

 

 

 

範囲の8割ならどのテキストでも、どの資格スクールでも網羅されているでしょう。

 

「載ってないことがでるかも知れない」病にかかることで、「全然出題されなそうな範囲まで手を伸ばすマニアックなベテラン落第生」になり、それに気付かず受験回数二桁、なんて人もいるかもしれませんよ。

 

 

まずは「まともな受験生は半分もいない」ということを頭に入れてから試験勉強に取り組むこととしましょう。

 

 

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