先日、読者の方からノート作成の必要性についてのご質問をいただきました。
まず、試験勉強を進めていくにあたって、ノートを作る必要があるかと言うと、
必要ありません。
なぜ必要ないかについての意見を述べさせていただくと、
まず我々は勉強というと、
「教科書」
と
「ノート」
というイメージがありますね。
学校でもそのアイテムを使って学習を進めてきましたのでそうインプットされているのは当然でしょうし、正しいことだと思います。
しかし、資格試験の勉強としてはノートは不要なのです。
社会の教科書を例をあげると、
「ローマ帝国の衰退」
といった章があった場合、教科書にかかれているのは物語的な文章です。
ローマ帝国の誰々がどうこうしたということが長い文章で書かれています。
そしてその物語の中のキーワード等を先生が黒板に書いていきますね。
我々はそれをノートに記していくでしょう。
試験勉強で使うテキストを見てみましょう。
みなさんがどんなテキストを使っているのかはわかりませんが、大抵がキーワードや重要事項が色分けで整理された物、又は出題実績のある文章が箇条書きされた物のはずです。
すなわち、社会で言えば、教科書よりもノートに近い物であるはずです。
ということは、試験勉強のテキストというのはすでにノート化された代物なのです。
なのでまとめられたものをさらにまとめようとする必要はありません。
そしてノートを作ることで取り返しのつかないことになってしまう危険性もあります。
「さーて、自分がわかりやすいノートを作るぞ-。まず、最重要キーワードは赤ペンで、そこそこ重要なのは青。一応抑えておきたいのは緑かな。そんで試験によく出てるところはモコモコペンで…」
きれいな見やすいノートが完成したころには残りの勉強時間が無くなっていることに気付くでしょう。
「お前はもう…」
というやつですね。
この罠にはまってしまう方も少なからずいるでしょうからノートを作ることはおすすめしません。
きれいなノートを作ることで、テキストや問題集をやる回数が著しく減ってしまうようなら逆効果です。
モコモコペンを買いに東急ハ○ズに行く時間があったらその分テキストや問題集をやりましょう。
しかし、質問者の方のように
「自分が間違えた所を書き留めておく」
ようなノートは有効と言えます。
なぜならそんなに時間を使うわけではないし、直前期に活用できるからです。
10分~30分位で読めてしまうような簡単なものなら、試験直前期に見直すことで得点アップにつながります。
あくまできれいに作るのではなく、自分がわかればいい位のレベルの物に留めるべきですが。
まずはテキストと問題集の繰り返しで合格ラインに達することを目標とし、余裕があったらノートのことを考えれば良いと思います。
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