前回の社会福祉士試験に引き続き、今回は平成27年介護福祉士国家試験を受けてみました(過去問ですが)。
条件は社会福祉士試験と同様
①合格したのは10年位前、その後一切の勉強はしていない。
②介護に関係する仕事をしている訳でもない。
です。
結果は・・・
91点!なんとか合格しました。(基準点は71点)
7割ラインも超えることができたのでひとまず満足です。
10年前のイメージと比べると障害者に対しての介護についての問題が目立っていたように感じました。
昔は世間の「介護=高齢者」のイメージが強かったですからね。やはり障害者福祉に対しても介護福祉士は活躍するべきだと思いますし、介護福祉士会もそれを望んでいるのでしょう。
さて、全く勉強もせずにパッと解いても合格ラインにいける人がいるということは、
ちゃんと勉強すれば「まず受かる」ということです。
はっきりいって聞いたことない訳のわからない言葉も数多くでてきましたが、恐るるに足らず、そんな問題は
「解けなくて良い」のです。
解ける問題だけしっかり解ければある程度の人が合格できるように作られています。
最低限の勉強(テキスト・問題集・または併用)だけはしておき、あとは「問題の解法テク」を身に着けておけば確実に合格できます。
例えば
問題文を見なくても解ける問題がある!?【介護福祉士事例問題】
介護福祉士試験得点アップのための有効な裏技!【介護福祉士5】
等・・・
合格できない人は、勉強量よりも問題の解き方を間違っているのだと思います。
まず例題を、
平成27年度介護福祉士国家試験より
問題3 共感的態度に関する次の記述のうち,最も適切なものを1 つ選びなさい。
1 利用者に対して審判的態度で関わる。
2 利用者の感情をその人の立場になって理解して関わる。
3 利用者と自分の感情を区別せず,同調して関わる。
4 利用者の感情に共鳴して,同情的に関わる。
5 利用者が示す否定的な感情は避けて関わる。
この問題に対し、
1・4・5の選択肢を選んでしまった方、おおげさですが「危険」かも知れません。いますぐ考え方を変えることをおすすめします。
3を選んでしまった方、少し注意ですがこれから勉強をすすめれば簡単に解決します。少なくとも1・4・5は違うな、と感じてくれれば大丈夫です。
正解は2なのですが、キーワードをチェックしてみました。
1 利用者に対して審判的態度で関わる。
2 利用者の感情をその人の立場になって理解して関わる。
3 利用者と自分の感情を区別せず,同調して関わる。
4 利用者の感情に共鳴して,同情的に関わる。
5 利用者が示す否定的な感情は避けて関わる。
介護福祉士試験(社会福祉士試験も同様)では否定的なワードが入っていると誤肢(間違いの選択肢)となる確率が極めて高いです。
このことを踏まえると、
選択肢1の「審判的」や選択肢5の「避けて」は×です。
そして、選択肢4の「同情的」についてですが、
もう少し発展させて、
「マイナスイメージのあるワード」にも気を付けてみましょう。
選択肢4の、利用者に対して「同情」はさすがに違うな、とは思いますよね。
「感情に共鳴」はワードだけで見ると良い言葉ですが、「同情」なんて言葉が出てくればまず×でしょう。
そして選択肢3は勉強していないと悩むところです。
「自分の感情を区別せず」や「同調」はどちらかと言えば良いイメージの言葉です。
しかし、「ケースワークの原則」を学習すれば、利用者と自分の感情は区別して考えなければならないことはすぐにわかります。
自分の感情を「統制」しなければならないというわけです。
なので、今は3を選んでしまっても心配ありません。
この問題は消去法でも解けるのですが、単純に正解肢を選ぶことも簡単です。
選択肢2は、とりあえず「無難」な「良いこと」しか言ってないからです。
この「無難な」というのは、自分でなんとかわかりやすい伝え方はないかと考えたすえに編み出したワードです。
実際、介護福祉士試験ではこの「無難な」選択肢が正解となることが非常に多いのです。
勝手な体感を言えば、社会福祉士試験では7割、介護福祉士試験では8割が正解肢になるといったイメージです。
とりあえす、問題集をやってみるときには「無難な」を意識して解いてみてください。
成果が出ない方は私が悪いです。また別のわかりやすいワードを考えてみます。
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